今回の曲は19世紀のノルウェーの数学者「ニールス・アーベル」に関するものです。
・牧師の息子として田舎の貧しい家庭に生まれ、18歳の時に父親が亡くなり、7人兄弟の次男として家族を養うために数学教授の職に就くことを目指しました。
・ある論文を自費出版したものの、費用が少なく6ページに収めるために省略したりしたため、内容が理解されず評価は得られませんでした。
・しかし、アーベルの周りの人々の働きかけにより、政府から海外留学の支援を受けて、数学の本場であるパリやベルリンへ行くことができました。
・そこで改めて論文を書き直し、パリの学会に提出しました。
しかし審査員のコーシー(有名な数学者)はその論文を失くし、その存在すら忘れてしまいました。
学会からの返事がなかったため、今回もダメだったと思いアーベルはノルウェーに帰りました。
・帰国後、もともと病弱だったアーベルは、借金の返済に追われて食事を抜いていたりしたこともあり病に倒れてしまいます。
婚約者に看病されながら最後の力を振り絞ってもう一度あの論文を書き上げ、留学中に出会った友人のクレレにその論文を送ります。
・クレレによって論文は出版されました。その論文を読んだヤコビ(有名な数学者)は内容の凄さに驚き、さらにこの論文が2年前に学会に提出されたことを知り、学会に怒鳴り込みました。
これによりアーベルの名は数学界に知れ渡り、さらにクレレの後押しによりアーベルがベルリン大学へ招かれることになりました。
・クレレはこの嬉しい知らせを手紙に書いてアーベルへ送りました。
しかし、その2日前にアーベルは肺結核で26歳の若さで亡くなりました。
・その後論文はコーシーの引き出しの中から見つかり、パリの学会からアーベルへグランプリが贈られました。
数学界のノーベル賞といわれる「アーベル賞」が作られたり、ノルウェーの紙幣にアーベルの肖像が使われたりしました。
数学用語でもアーベル群、アーベル方程式など、彼の名がつくものが多数あります。
・「2次方程式の解の公式」って覚えてますか?中学か高校で必ず習うんですけど。
その公式に値を入れると方程式の解が分かるという便利なものなんですが、3次方程式、4次方程式でも同じような公式があります。
しかし5次方程式以上になるとこういう公式は存在しない、というのがアーベルが残した論文の内容です。
それだけではなく「そもそも方程式とは何か?」というもっと根本的な問題を明らかにしたものでした。
この論文は後世の数学者に500年分の仕事を残した「青銅より永続する記念碑」とも呼ばれています。
■ボカコレ2026冬ルーキーランキング参加曲です。『The VOCALOID Collection(ボカコレ)』はボカロ文化をきっかけに生まれたインターネット等で活動するクリエイターやユーザー、企業などボカロに関わる全ての方が参加できるボカロ文化の祭典です。▼ボカコレ2026冬ルーキーランキング
https://vocaloid-collection.jp/ranking/rookie/曲名:Monument(モニュメント)
作詞・作曲・編曲・MV:CalcuL’
ボーカル:Ryo(Synthesizer V)
CalcuL' (カルキュル)
X:
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https://www.youtube.com/@CalcuL_0825サブスク配信:
https://big-up.style/artists/200410